土の章 熊に学ぶ





  5 パソコン・ケータイ病

 
 
 「首」は頭部と胴体をつなぐ接合点(nodeノード)です。首はネックでもあります。「ネック」とは狭い場所、障害となる場所のことです。 

 パソコンを使う時や携帯のメールを打つ時は、うつむいた姿勢で長時間じっとしています。うつむいた姿勢でじっとしていると、まっすぐな姿勢のときの3倍の負担が首にかかるといわれます。
 この生活習慣が積もり積もって、首にコリが蓄積され、首に異常な緊張状態が持続することになります。そしてしその首の異常な緊張状態がさまざまな病気を生じさせます。

 「首が回らない」といえば、それは「金欠病」です・・・

 つまらない冗談はさておき、首の筋肉の、緊張、未発達、アンバランスによってさまざまな、肉体的、精神的障害が発生します。

 「偏頭痛」、「肩こり」から始まって、「うつ症状」や「無気力症」、「ドライアイ」、「記憶力の低下」、「慢性疲労」などの、さまざまな病気の原因になると言われ始めています(首を治せば病気が消える 松井孝嘉著)。

 首の周りの筋肉のメンテナンスの大切さは、ごく最近になって理解されるようになったのです。

 首の運動は、いつでも練習することができます。デスクワークに疲れた時、椅子に腰かけたままできます。ケータイでCメールを打つあなた、少しの間、打つ手を休めて首を回してみましょう。
 
 
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